相場の乱高下に全くついていけていません。
こんな時はどうするかのぉと思っていましたが、朝からストロングゼロを飲んだり、ぼんやりとアイデアを考えたり、夜は飲みに行ったりしています。
「ついていないときは、あたふたせず基本的なアイデアを考えていこう」ということです。こんな時に重要なのは計画性ですね。酒ばかり飲んでいてはいけない。
無職になって困るのはいろいろな数字が簡単に取れないということです。働いているときはブルームバーグを叩いたらすぐに取れましたが、今はそれが簡単なところと難しいところがあります。
簡単なところはpandas_datareaderなんかで取れる数字です。これに関してははんなりPythonでちょっと発表しました。いやーべんりや。問題は日本の数字ですね。これで取れない。というわけで、自分で取り方を考えたりしないといけない。
しかもデータを扱う人が作っていないのか、なんかよくわからない俺様仕様だったりする。まぁ、それは仕方ないのかもしれませんが、今回扱う信用残高もJPX様のページではヒストリカルデータと直近1カ月データがなぜか分けられていたりして、取るのが面倒だなと思ったりします。
日銀の統計データのサイトなんかは誰かライブラリ作ってくれないかなーなんて思っていますが、自分でやれよって感じでしょうか。勉強になるしやってみるのもよいかも。
信用残高に関して考え始めています。
信用取引には2つの種類がございまして、一般信用と制度信用があります。一般信用というのは証券会社からお金や株券を借りる取引、制度信用というのは証券金融会社(日証金など)にそれらを借りる取引です。
一般的に信用残高と呼ばれるのは、一般信用と制度信用を併せたものがそう呼ばれています。信用残高はJPXのウェブページに水曜日の引け後に前週分が発表されています。
で、ヒストリカルはこちら。2002年の8月分からあります。
信用残高と日経平均株価の関係を見たのが以下のものとなります。
これを見て分かるのは、リーマン前ほどは信用買い残高が膨らんでいないということです。ちなみにチャートに関して解説しておきますと、一番上が信用買い残高(青)と信用売り残高(赤)です。真ん中がその差し引き金額、一番下が日経平均株価となっています。
しかし、日銀の買いもあるしどうでしょう。日銀の買いは信用買いと同等に考えるべきではないでしょうけど。これに為替水準やEPSなんかを付け加えて回帰したら面白いかもしれんなぁと思っています。
そして次に一般信用と制度信用の金額を比較してみます。
2008年頃は一般信用の貸付が全体の4割を超えたりしていたようですが、この頃は2-3割で落ち着いているようです。売りは2割くらいで落ち着いています。
理由は分かりません。
最後に制度信用と一般信用の相関を見てみます。
近頃の傾向を見たいので数値は2012年以降のもので作成しました。
X軸が一般信用、Y軸が制度信用の前週比の変化率です。買いの方は似たような感じになっているといえそうですが、売りの方はそれほどでもありません。
この辺の理由は何でしょうか?売りの銘柄が異なったりするせいでしょうか?
実はこの相関が高ければ、デイリーの信用残高の推移の推計ができそうです。日証金のページには日々の貸借データが発表されており、それに株価の終値をつければ制度信用の残高は簡単に作れそうです。買いの場合はその分析が有効かもしれませんが、それが儲けにつながるかはわかりません。
一つ目の表で株価と信用残高の関係でわかるのは、信用残高が増えると株価も上がりますなぁという感じのことです。まぁ当たり前な感じですね。どの程度の信用買い残高が許容されるのかというのは、わかりにくいですわな。
次は個別銘柄の信用残の研究を行いたいと思います。