先週金曜日に、金融庁から仮想通貨交換所6社に対する行政処分が発表されました。
びっくりだったのはBitflyerの処分が厳しかったことです。そこで、各社の処分内容がどのようなものだったかまとめました。
もくじ
各社ごとの行政処分内容
内容を見ていると各社、管理体制の構築が求められているようです。先にもとり上げましたように、Bitflyerは6社の中でも厳しく、唯一、第3者の検証を受けるという項目が入っていました。
あとはマネロン対策、反社の排除、分別管理、利用者保護、新通貨取扱の取扱管理など、前者に共通していわれいているところがあるので、なんか厳し目の基準が求められているのかなぁという印象を受けます。
大体が各社に共通した項目である一方で、一社に対してだけいわれている項目もあります。
Bitbankはホワイトラベル戦略と外注委託に関して、テックビューロは法令遵守です。法令遵守とはテックビューロらしいという印象でしょうか。
ホワイトラベル戦略に関しては、よくわからないので野村総研さんからレポートが出ていたので読んでみたのですが、それを読んでも「何でしょうかこれは・・・」という感じでした。
各仮想通貨交換所に対する処分をみておりまして、Bitbankのホワイトラベル戦略ってなんやろ思ったので、調べてみた。しかし読んでもわからなかった。明日素面の状態でもう一度よんでみます! 野村総研 金融サービスのホワイトラベル化 https://t.co/5Giilv46ni
— まざ (@mazarimono) 2018年6月23日
各社へのコメントが味わい深い
さて、処分は上のようになっていましたが、各社への一言コメントがあって、ちょっとクスってなります。
例えば、Bitflyerさんへのコメントは
当社の業務運営状況を確認したところ、経営陣は、コストを抑えることを優先して、内部監査を含めた内部管理態勢を整備していないことのほか、監査等委員会及び取締役会が牽制機能を発揮していないこと並びに登録審査等に関して当局等へ事実と異なる説明等を行うといった企業風土など、当社の経営管理態勢に問題が認められた
コストかけず、儲けることばかり考えて、当局に対して事実と異なる説明を行ったということで、なんかちょっと怒られてる感たっぷりですw
テックビューロさんへは、
当社の業務運営状況を確認したところ、システム障害や多発する苦情等、当社が直面する経営課題に対し、組織的かつ計画的な対応が行われていないなど当社の経営管理態勢に問題が認められた。
とまぁ苦情に場当たり的に対応してるんだなぁと胸熱な感じがあります。
Bitbankさんに対しては
当社の業務運営状況を確認したところ、業容拡大を優先・重視する一方で、当社の社内規程は、業務の実態とかい離した内容のものが大宗を占め、実際の管理で活用されていないなど当社の経営管理態勢に問題が認められた。
社内規定が守られてないんだなぁということがわかります。
思うこと
これまでも交換所の体制に関してはいろいろなことがいわれていまして、皆さんのご意見をまとめて申しますと
「しっかりせえや」
という感じでした。
それを全力で無視して突っ走る交換所の人たちに、投資することに関して腰が引けている人も多かったので、今回の件は良かったのではないかなぁという印象を受けます。
わたしが望むべきは草コイン取引所だということを声高に宣言し、この記事をしめておきます。
各社への行政処分の内容へのリンク
投資の成功は一次データに触れることといわれます。なので金融庁の行政処分へのリンクを以下にはっておきます。
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