四半期決算
ちょっと記事が見つけられないのですが、ここのところ注目している動きとして、四半期決算をやめようという動きがあります。
その理由は、決算を3カ月おきに作るのは面倒だということと、どうしても投資が短期的になってしまって、企業の運営も短期になってしまうということのようです。
それに加えて企業が資金過剰になっていることも要因になっていると思います。長くやっている企業はお金が要らなくなっています。
資金循環表なんかを見てもわかるように、企業は資金が余っている主体で、資金を借りているのは国なのです。これは20年前大学に行っていた私としては衝撃で、そのことはまだ、企業が資金を必要とする主体として教えられていました。
決算短信の簡素化なんかもその辺が関係しているのかななんて思います。投資家としては簡素化された数字だけの短信を見てもどうしようもありません。
最近のテクノロジー
一方で、各種のAPIを使えば、日々の資金の出し入れや売り上げの動きを公表することは難しいことではないと思います。
かっちりとした会計が必要になり、利益の調整などできなくなりますが、それはそれでよいのではないでしょうか。
例えば、好調企業の4Qが利益調整に使われて、株価がその時期伸び悩むので持たない方が良いとかいうちょっとしたアノマリー的な動きもそうするとなくなるかもしれません。
一方でそんなことすると、鉛筆をなめるために役立つ会計士さんなんかの役立つ場面がなくなる可能性もあります。
面白いのはテクノロジーによって、そういうことができるようになってきているのに、それとは逆のブームが起こっていることです。
まとめ
何も書かれていない短信の会社は無条件で投資を行わないということにしてしまうべきなのでしょう。しかし、キーエンスとかみたいにそれでも爆益会社があったりするので、例外は出てしまいます。
実はここから話をICOに持っていきたいなーと思っています。
つづく