隗より始めよ

今後はいろいろ考え始めます。

人口統計から投資アイデアを考える

イデア紹介、その前に

投資アイデアを思いつくのは色々な場面があると思いますが、今回は統計データを見ていて考え付いたものを挙げたいと思います。

イデアを紹介する前に一つ言っておくと「凄い投資アイデアが出来た!!さて買うか!!!」というのはちょっと先走り過ぎだと思います。

どうしてかというと、そのアイデアは自分は初めて掴んだものですが、その指標をそれまでも見ていた人にとっては当たり前であり、実行されている投資であるものが多くあります。

その辺りが価格に織り込まれているかを見るのがこれまでの価格の動きであり、テクニカル分析であったりします。そのため、アイデアが出来たその次にテクニカルをチェックして、投資アイデアを実行しましょう。

ちなみに、このアイデアはリターンを保証するわけではありません。

今回眺めていた資料

今回眺めていたのは日本の将来推計人口という資料です。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000173087.pdf

元ボンドキングで、現在は落ちぶれたとか言われているビルグロスが、無人島で投資を行わなければならなくなった時に何を持っていくかと聞かれた際の回答が、人口統計でした。

今回の統計で注目したのが以下の出生率と死亡数のグラフです。

f:id:mazarimono:20180904134059p:plain

これからわかるのは、出生数は今後も減少が継続し、中位予想でも1年で50万人くらいしか生まれなくなるということと、2040年まで死亡数は増加が継続するということでした。

死亡数が増加するということは、バイオテクノロジーの発展により、人が不老不死にならない限り、お葬式はこれからもどんどん行われるようになるでしょう。

以上の前提により葬儀会社を調べてみることにしました。

上場している葬儀会社を調べてみる

上場している葬儀会社は下の表にあるように4社のようです。PERはティアを除いて10倍前後、PBRは1倍割れだったりします。

f:id:mazarimono:20180904134802p:plain データは四季報ウェブより

ティアだけ何故バリュエーションが高いのか?

これを見るとPER、PBR共にティアだけ高く価格付けされています。その理由は???ということで、足元の業績を見てみます。

以下に示したのは10年分の売上高、営業利益を指数化したものと売上高営業利益率です。

f:id:mazarimono:20180904135138p:plain データはマネックススカウターより

これを見ると、売上高の伸びがティアだけぶっちぎりとなっています。他社は全然伸びていません。というわけで、ティアだけが成長企業の価格付けになっているようです。

市場がこれから大きくなっていく中で、業界トップを取るか(燦HD)、成長企業を取るか(ティア)、そのほかを取るかは悩ましいところであります。割安でもよいような気もしますし、それよりも個の売り上げの伸びは魅力的に映るのも確かです。

DeepDive

もう少し調べていると、燦HDはラーメン店や介護施設などほかの事業を行っていることがわかります。葬儀のような今後成長が確実なところでなんでやねん!!!もっと葬儀場を増やすとか、火葬場を作るとかせんかい!!とか思いますが、多分お金をかける葬儀が減っていて儲からないという部分があるのかもしれません。

そのせいか、燦HDの従業員数は減少傾向にあります。 従業員数が増加しているのは下のグラフを見てもわかるように、ティア、サンライフです。(下のグラフは正社員数(5年分))

f:id:mazarimono:20180904140926p:plain

終わりに

というわけで、上場されている葬儀会社に関して調査してみました。

実はティアの会社説明会に大分昔に行ったことがあったのですが、その時ちょっと関心を持ったのですが、全体を調べることもなく放置していました。

業界的に見ると今後20年は仕事に困らなさそうな環境にあるものの、業界トップが違う事業に手を出していたりして、なんだか今一つな感じを受けました。

日本のお葬式といえばしんみりという感じですが、この間のあれさフランクリンのような歌って騒いでみたいなスタイルが出てきたら、良いのかもしれません。

最後に、この投資アイデアはたまたま私が今日書いただけで、大昔から知られてきた投資アイデアです。出生率と死亡数のチャートが示すよう、1980年から市場の拡大は継続しています。いうなれば最強なストックビジネスな感じがあるのですが、業績が伸びているところがそれほどないというのは、いまいち魅力がないのかもなーと思いました。