隗より始めよ

今後はいろいろ考え始めます。

リーマンショック10周年

リーマンショックから10年ということで新聞も1面からリーマンネタでした。

www.nikkei.com

リーマンの偉い人が出てきて、わしらの規模はそれほどでもなかったし助けてくれてたら、起こらんかったのにということが言われていて、人間は反省しないというか、問題は継続しているのだろうなーということを痛感させられました。

問題が終わっていないというのは、以前とりあげた米国の不動産投資家、サムエルゼルの本でも言われています。 ちなみにこの話の前に、ゼルさんは1989年に米国の不動産価格がそろそろ下がると思って、ファンドを作り、下がった不動産を買って投資家にリターンをもたらしたということにふれています(参考:S&L 

貯蓄貸付組合「S&L」危機(1))。

それ から 二 〇 年 後 の 二 〇 〇 八 年 に 再び 不動産 市場 が 暴落 し た とき、 墓場 の ダンス に 加わり たい という 人 たち からの 電話 が 殺到 し た。 その ため、 それ から 二 ~ 三 年間 は、 不況 の 内容 が まったく 違う の だ という 説明 を 繰り返す こと に なっ た。 私 は、 不動産 業界 に 墓場 の ダンス を する チャンス の 波 が 来 て い ない とき に、 資金 調達 を する つもり は ない。 金利 が ほぼ ゼロ の なか、 貸し手 は 帳簿 に 資産 が 残っ て い ても コスト は かから ない。 この とき、 不動産 への 貸し手 の 合言葉 は「 引き伸ばし、 取り繕う」 だっ た。 ローン を ロール オーバー し ても 損失 が 生じ なかっ た から だ。 つまり、 レバレッジ が 掛かっ た 物件 の オーナー は、 ローン の 支 払 期限 が 来 ても、 状況 が 改善 する まで 返済 を 先 延ばし する こと が でき た ので ある。 オーナー が 売却 を 迫ら れ て い なけれ ば、 割安 の 物件 が 大量 に 出る こと も なかっ た。

サム・ゼル. 逆張り投資家サム・ゼル (Kindle の位置No.1792-1799). パンローリング株式会社. Kindle 版.

この本はサムゼルさんが大学時代に学生マンションの管理を始めたことを手始めに、どんどんと不動産ビジネスを成功させていく半生を描いてて、ものすごく面白かったです。2007年にブラックストーンにREITを売却したりと凄いおっさんです!

この本でもこの話は載っているのですが、友達とブラックストーンをバトらせて、最終的にブラックストーンが勝った。しかし、ブラックストーンは売り抜けられず、その債務の再編を余儀なくされたみたいな記事が見つかってむねあつです。

www.reuters.com

www.bloomberg.co.jp

逆張り投資家サム・ゼル (ウィザードブックシリーズ)

逆張り投資家サム・ゼル (ウィザードブックシリーズ)

さて日本では、かぼちゃの馬車やらTATERUやらスルガ銀行やらなんやら、2013年からはじまった超緩和な環境が終わろうとしているような感じが見えます。

でも住宅を買うときの話として巷で聞いていたのは、もっと前からゆるゆるの審査な話を聞いていたので、まぁ色々なゴミ債権が見つけられるのかもしれませんが、住宅金融支援機構やらなんやらにごちゃごちゃしているのでどうなるんだろうなと思われます。

今後に関しては現在、中央銀行に投げ込まれた債券がプライシングに考慮されていない低金利時代もそろそろ最後だろうなと思われる動きからの変化が起こるのではないかなぁ、なんて考えています。

また、金融危機に対してはより一段の金融緩和くらいしかとる手段はないことは明らかであって、その辺りを考えたポジションとはどのようなものかというのを、もう少し考えたいところであります。

結構悲観的な記事が多いので、株とかショートって聞かれるのですが、良い株はロングをするようにしています。

その理由はというと、景気の最後の腐るところの前の株価の上昇はショートを巻き込みながら、強い上昇になることが多いことから、そこは乗っておいて損することはないというところが一番大きい要因です。

また巨大ファンドだと、流動性の失われた場面でポジションを外せなくなるみたいなことがありますが、僕の小さなポジションではそんな流動性なんて考える必要はなく、いつでもちょっとのスプレッドを支払えばポジションをなくすことができるからです。

バブル感は世界の景気的にはないけれど、負債の拡大ペースはこれまで考えられないペースな感じがあって、負債増え過ぎ感ありますね。バブルの勉強には以下の本がおすすめです!

バブルの歴史

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