隗より始めよ

今後はいろいろ考え始めます。

BlockchainKyotoで発表してきた

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勉強会をやっていると、発表しなければならないので、自然と勉強をしなければならなくなる。これは勉強会をやっている良い点と言えます。悪い点は資料を作らないといけないので、結構時間が取られて疲れるというところだと思います。

今回は最近やっていたこと、クリプトゾンビ、EOSIO、そして最近新聞に載っていてなるほどなぁと思ったTRUSTの話をしてきました。

クリプトゾンビに関しては資料を作る際に2周目となったが、まぁあまりわかってないなぁという感じだった。しかし、ゲームとかPythonとかでも作れないし、まぁそんなもんですわなーということで、次に進みたいと思う。簡単なアプリを作れる本でも買おう。

勉強会で発表すると、誤解しているところとか色々穴が出てくるが、まぁそれを指摘してもらえるのもありがたいと思う。間違ったままより、少しでも正解に近づけたほうが良いですからね。

EOSに関しては前回記事にした以上の発展はなかった。次回のBlockchainKyotoまでにGetting Startedを終わらせたいな。

www.mazarimono.net

今回面白かったのはTRUSTに関してです。別にこれはブロックチェーンのプロジェクトではなくて、人と人との信頼ってことです。

偶々先週の土曜日に日経新聞を見ていたら書評にTRUSTという本があり、以下のようなことが書かれていました。

www.nikkei.com

レビューシステムやブロックチェーンによって「分散された信頼」が生まれて、世の中が再構築されている様子を分析し、信頼の本質に迫っている

なんというかここのところ分散システムに世界の注目が移り始めているが、その潮流はなんなのかということが、ちょっと見えたり、全然見えなくなったりしている私には、バッチリなテーマだと思いましたが、勉強会までに読み終える自信はゼロでした。幸い、著者のレイチェル・ボッツマンさんのTEDトークがあったので、それを見て発表することにしました。コメントを書く前に言っておくと、僕のしょうもないコメントを読む前にTEDトークを見たほうが良いよ!

www.ted.com

TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか

TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか

まぁ、みんなこのあとは読まないと思うので、結論だけ書いておくと、テクノロジーによって信頼のかたちが変わっているということなんですね。レイチェル・ボッツマンさんのTEDトークを見終えて、凄いな!これは!とワナワナと震えていると、勝手にAirbnbのファウンダーのTEDトークが始まったのですが、これも新たな潮流の信頼のかたちに追求していてくれて凄い面白かった。

www.ted.com

これを見終えて考えたことは以下の通りだった。

  • AirbnbUberなんてサービスはスキマ時間を利用してインスタントな利益を追う商売だと思っていたのは大きな誤解でした。
  • よく考えるとアメリカなんて、ちょっと選択を間違えると銃で撃たれて死んでしまう国で、知らない人の家に泊まったり泊めたり、車に乗せたり乗せられたりというのは、そんな簡単なものではない。
  • そこには信頼のかたちの変化が潮流としてある。
  • Airbnbのファウンダーのトークにあるように、その信頼が醸成されるために、サービスのデザインが考えられている。
  • そうして違う作り方で作られる信頼が、新たな時代の信頼で、これがこれまで信頼できなかった機関を離れるきっかけとなり、その動きが加速し始めている。
  • 19世紀の世界の信頼は身近な人における信頼だった。
  • 技術の発展により、それ以降は人々が中心都市に移動したため、そのような信頼が使えなくなり、大規模な組織や権威による信頼の引受が行われた。
  • しかし、それらの機関が信頼できるわけでもなかったが、それを使うしかなかった。
  • その後技術の発展により、それらの信頼できない機関を使わなくて良い選択肢が発生し、それを選択する人が増えてきた。と同時に、それを選択しやすい、制度設計を行う人が出てきた(信頼の再設計)。

奇しくもネットの発明の親、Tim Berners Leeも中央化しすぎたウェブを再設計しようと動いていたりしているのも見ると、日本で仮想通貨とかwといっているのはやはり流れを見誤っているからできることなのかなぁなんて思います。

分散化の動きはわかっていたけど、その流れがイマイチ理解していなかったのですが、なんかスッキリとわかったような気になりました。

日本は移民も少なく、信頼の引受みたいなのがあまりなく、それ故、信頼の変革みたいなことが起こらないのかなーみたいにも思ったりしますが、使ってるインフラは米国に似たようなものなので、この辺の流れは日本でも起こりそうで、色々面白そうかななんて思ったりします。

次回の勉強会では、EOSIOの続き、この本を読んでの考えを最低限で、Ethereumでなんか作ってみるのができたら良いくらいに目標を起きたいと思います。今回の発表資料は以下の通りです。

speakerdeck.com