ラスムッセンのトランプ大統領の支持指数は-3と前週末比+6ポイントとなりました。
中国と仲直りする準備をしているといったのが効いたのか効かなかったのか。選挙は明日に迫りましたが、支持率はそれほど上がることもなくという感じです。
中国とのやりあいに関しては、トランプ大統領の意向というよりも、米国全体の移行という感じなので、選挙が終わったからと急激に流れが変わるわけではないと思われます。
この辺りに関しては以前読んだ「China2049」が詳しかったです。私の遠い記憶から(もう3年前になるのですねぇ・・・)誤解も交えた超絶短いまとめを作ると、米国は中国の発展と民主化を応援していたが、民主化はなされず中国に裏切られたということに気づいた今日この頃。しかも覇権を奪おうとしている・・・やったるかという感じです。

- 作者: マイケル・ピルズベリー,森本敏,野中香方子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/09/03
- メディア: 単行本
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何というか私が若いころ聞いていた話だと、中国は社会主義国だから米国とは敵対しており、米国と日本は親子関係みたいなもので、米国が愛でているのは日本のみという感じだったので、漠然とそれを受け入れていたのですが、この本を読んで、米国は中国の発展にもちゃんと協力していたのだなと。
米国は根本的には米国の発展のために政策を行っているわけで、日本一国のために頑張ってくれているとかはあり得ませんわなーというのが分かったのが、この本で得たもっとも大きな収穫だったような気もします。米国の中国観の変化を知るうえでは必読書だと思います。
ちなみに10月4日にペンス副大統領が世界を驚かせる中国叩きの演説を行った場所がこの本の著者のマイケル・ヒルズベリーさんが属するハドソン研究所だったということが10月19日の溜池通信に書かれていました。
足元の支持率の動き
就任来の各指標の動き
中間選挙目前
中間選挙目前ですが、溜池通信11月2日号によると、民主の圧勝はないなという感じでした。テイラースイフトちゃんじゃダメなんでしょうか。
継続的に観察している私としての感想は、ぎりぎり攻めてる感はあるけれども、戦争になったり完全に喧嘩別れに終わることは今のところないといった感じで、面白いなぁと感じます。この辺はトランプ大統領の手腕なのか、裏方さんたちの頑張りによるものかは分かりませんけどねw