隗より始めよ

今後はいろいろやり始めます。

部分だけを考えるのは十分ではない

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キャッシュレス 日本と中国の話

キャッシュレスの流れを考えるときに、よく例としてあげられるのは中国です。

中国は自然とキャッシュレスになった。日本はなぜならないのか?みたいなことを言って、日本は保守的だからみたいなことを言う人がいたりします。

私は思いました。お前ら中国行ったことあるのか?

中国のお札の最高額面は100元です。日本円でいうと1,600円くらいです。彼らが好きなルイヴィトンを買うときに、お札を何枚持っていかないといけないかというと、100枚以上ですね。そんなにたくさんお金を持って歩くのって非効率です。

中国では日本より物価が高いものもあったりするので、そうなると手軽に使える方を選ぶってのもあります。

こういう事例って流行っているという面だけを見ている記事とかでは書いていない、でも、実際にそんなことも手伝ってモバイルペイメントが発達したんだろうなって思える部分です。

勿論これだけがその発達を促したわけでなく、他にも多くの要因があるでしょう。

マイケル・ムーアの「世界侵略のススメ」を見た

マイケル・ムーアの映画を見ました。内容はちょっとタイトルから想像するのとは違って、マイケル・ムーアが欧州の国に行って、米国のシステムと違う部分を見るというものです。

例えば、イタリアに行って人々の労働時間が短いということ、フランスに行って学校の給食がコース料理ばりであるということ、ノルウェーの刑務所は囚人を抑圧するものでなく、自由を与えているなど。そんな感じのことを欧州各地で学び、米国に取り入れようみたいな映画です。

面白い。刑務所の話はなかなか衝撃的で、そんなゆるい感じなんですが、驚くほど再犯率は低くなっているそうです。

そうですね。ゆるい刑務所を日本でも採用したら、再犯率が低くなるはず!!

短絡的に考えると、そういう結論が出そうですが、そうはうまく行かず、逆に犯罪率が日本では上がるかもしれません。

そういう結果を出すためには、社会全体の教育をやり直さなければいけないでしょう。

例えば日本でよくいわれるように、収監経験者の労働が難しいというような環境がなくならなければ、ノルウェーのような緩い、刑期も短いシステムを採用しても、再犯率は低くなりそうにありません。

この辺は新制度経済学とかマーケットデザインとかで言われる、成功している仕組みを導入したからと言って、その文化に当てはまらなければうまく行かないという、導入部分の話とつながってくると思います。

現金の呪い

どのようなルールや仕組みがうまくいくのかというのは、その社会の現状を考えないとわかりません。

日本で1万円札をなくせば、モバイル決済が進むかってのも実際わかりません。なぜならコンビニで便利にお金がおろせるので。というか、クレジットカードなんかの手数料が下がってくれれば良いんでしょうけどね。あと、銀行がクレジットカード事業で稼ぎまくって、デビットカードの普及が進んでいないなんてのも、色々問題は言い出せば山盛りで、なんとも短い量の文章では言えません。

しかし、1万円がなくなれば、タンス預金が流出して、景気が良くなるだろうという話もあり、私もそれはそうだなーって思っています。

www.sankei.com

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