起業した人と話してて「会社を作るのは簡単なんですよね」って話をよく聞きます。
そうなんですよね。行政書士さんに10万円くらい持っていけば簡単に会社は作れます。
でも、そのあとの地獄のような日々を知らないと、なかなか大変です。そんなキラキラ企業ブログに書かれていないことをちょっと書いてみようと思います。
三か所に届けを出す
作った後ってかなり大変です。まぁケチらずに行政書士の人とか税理士さんとかその辺の人たちを使っていると、そんなことないのでしょうが。
その後の作業を全部言うのは無理というか、把握できていないので、書けないのです。
一例をあげると、会社を作った後報告するのに国だけでなく、都道府県、そして市に報告しないといけません。
一か所に報告したら全部に行き届くことはありません。全部に言いに行かないといけませんのですよ。言いに行くというのは言葉のあやで、書類を提出しなければなりません。
そしてそれをして、税金を国と都道府県、そして市にお支払いさせていただくことになります。
私のばやい、国の方には資料提出していたのですが、他には提出しておらず、その後「すみません。全然知らんかったもので」といいながら、その二つを駆け巡るってことになりました。
まぁ私の無知が悪いわけですが、そんなもん一か所で終わらせて、逆にお役所の方で共有してくれやという風になります。この辺もブロックチェーンを使って改善できそうな。
ひたすらお金を取り立てられる
ひたすら取り立てられるというのもあれですが、これ払え、あれはらえって、資料がきまくります。
華麗に資金調達とか、事業で利益を得られている方は、まぁ全部外に投げてって感じで、そんなこと知らん見たいな感じでしょうが、弱小はすべてニコニコ自分で対応って感じになります。
お支払いするものがなんかいろいろあるなぁというのを実感させられます。お金が出ていくし辛い。こうやっていると、遊んですごすなんて夢のまた夢だななんて思わされます。
この段階で思うわけです。「もっと考えて会社とか作っといたらよかったんや!」って
まとめ
というか、一か所でやってくれたらって思うわけですが、そうも問屋が卸さんってやつなんでしょうか。行政の効率化とか言われていますが、色々駆け回っていると全然そんなことされていないし「システムが複雑すぎて税理士さんつけんとやっていくなんて死ぬ。もうあかん」みたいになります。
そうして税理士さんのところに行くと、月いくらで、決算代がいくらでみたいな感じでお金が飛んでいくと。いやーやばい。やばいでっせ。
てな感じで、それを人に任せてしまうか。それとも督促状とか大量に来ても、動揺しない人間になるかってのは人それぞれです。(儲かってたら外注してしまうのが一番ですね)
しかしまぁ、そういう中でお役所の方々に色々教えてもらうのも勉強でっせみたいになっていくのも良いことですし、そうこうしていると中小企業を長くしているおじいちゃんと知り合って話を聞いてたら、「そんな感じでやってても大丈夫なんですなぁ」みたいになってきます。中小企業を長年やっているおじいちゃんとかはマジで強い。就活のときとか、大企業万歳みたいになって、みんな鼻で笑うみたいな感じですが、サラリーマンが実社会に放り込まれて初めてあのおっさんたちの強さを痛感できます。逆に、ある程度の企業に勤めているとめっちゃ守られてんだなーってのも痛感できます。
あと、バックの仕事こなすすごい人を会社が重要視しないでその人がやめてパニックみたいな話を色々聞いたけど、フロントはある程度、会社パワーもあるからあれやけど、バックはマジでやばいと思いました。行政の効率化とか進んで仕事無くなるやろみたいに言われてますけど、結局そこが一番儲かるかもしれんなーとか思ったり。まぁこれも税金の処理をするために夜なべをしているときに書いているんですが、こんなしょうもない記事書いているんやったらはよその作業を終わらせろって感じですね!(結局資料すら開かず)
こういう苦労をしていると、逆にこれだけやらないといけないから中途半端に会社やってるより真剣にやった方が良いなって感じになってくるので、まぁ、このような複雑なシステムも一概に悪いといえないのかもしれません(いや悪いぞ!)。

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