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いつからはじめても遅くない

memo: With コロナ

With コロナはレオスの藤野さんがおっしゃっていた言葉で、みんなアフターコロナをにらんでいるけど今後の時代はコロナと共にという流れになる可能性も考えておくべきという感じの話をされていました。今の世界の主流な見通しは、薬がすぐに見つかりその後ワクチンもすぐ作れるという感じですが、それとは異なる世界線の可能性を考えておられるのは興味深いなと思いました。

藤野さんが運用されるひふみ投信は、2-3月の暴落を前にキャッシュの比率を30%超まで引き上げられ、3末では20%ほどのキャッシュを持たれています。これは、もう一段の下落の可能性を考えてのことでしょう。コビッドさん(藤野さんがそう呼ばれていた)との共存を目指す中での、企業の生き延びる道を今後は考えていかなければならなくなります。

ここまでの世界の流れを見ていると、この混乱が始まり2カ月ほどで多くの資金がばらまかれようとしています。GDP成長という名のもと、よくわからない信用創造のもとに組み上げられたきらびやかに見えたこの世界は、これほどまでに脆弱だったのです。そして、With コロナとなるテイルリスクを考えると、今後何度資金をばらまかなければよいかわかりません。いえることは、時間が経過すればするほど、バラまかなければならない資金額は多くなるということです。それは国家で支え切れるものではなく、どのような方策をとるべきなのかは想像できません。

市場の状況

まずは定期観察している数値に当たります。

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ハイイールドのスプレッドは低下し落ち着きを見せています。FEDのハイイールド債の購入の発表効果は凄いですね。パウエルさんはトランプさんのプレッシャーの前に屈している感もありますが、効果的な手だったのかもしれませんね。しかし、一方で原油価格は下落傾向が継続しています。

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金融市場ストレスインデックスも落ち着いた動きとなりました。低下幅は限定的であるものの落ち着いている感じです。

そのほか

www.nikkei.com

中国の1-3月のGDPが発表されました。鉛筆なめなめなかの国の経済指標ですが、-6.8%となりました。下を見るとこれまでこのようなマイナス成長はないので、怖い数値であるとともに、これが正直な数値でないと思うとなかなかやばいですね。中国経済は大いなる信用創造のもとに建てられているので、それがどうにかなる前に動き始めたいところ。中国始動のサインとなるとみられる全人代は5月末開催とのうわさもあります。4か月でコロナをおさめられるのか注目でもあります。

中国は92年以降の四半期の成長率を公表しているが、08年のリーマン・ショック時も含めて1度もマイナスを記録したことがなかった。これまでは19年7~9月と同10~12月の6%が最低だった。91年以前は通年の成長率しかわからないが、マイナス成長は社会が大混乱した文化大革命が終わった76年(マイナス1.6%)を最後にない。

www.nri.com

木内さんレポートでは、日本でも米国でも国と地方の首長のぶつかり合いが気になりました。国は早く動かしたがり、地方の方は安全を重視する。ちょっと前から言っていますが、トランプさん、安倍さんともに金の切れ目が縁の切れ目的な支持者が多いので、そうならざるを得ないのでしょうか。でも日本はインバウンドをとか言いながら、対策はこんな感じであたふたしているので、この混乱が収まってもインバウンドな経済の復活は望めなさそうですよね。うまく混乱をコントロールしている台湾とか韓国とか、ニュージーランドとか行くわという感じですね。

www.bloomberg.co.jp

米国の中小企業支援の資金が早くも底をついたお話。日本よりも負債だよりが多そうな米国ですが、こんなに早く資金がなくなるとは・・・と思いました。3490億ドル(38兆円)がこれほど・・・。という感じですが、これが現実ですね。GFC時の銀行救済資金は7000億ドルだったようですが、資金繰りを気にしなかった企業たちがいきなり必要とする資金はどの程でしょうか・・・わかりません。

株が下げ始めたころに誰かが言っていた言葉「前回は金融機関だけだったが、今回はそれ以外を救わなければならない」という言葉が、頭の中を駆け巡ります。

まとめ

REITの消費行動の分析のレポートがあり、興味深く見ました。コンビニは落ち込んでいるのだなぁとか色々分かるところがあって面白いですが、全体的な消費額がどうなっているのかなぁとも気になりました。POSだと全体的には増えてそうですが、どうでしょうか。

www.rieti.go.jp

3月の自動車販売は日本では10%減ほど、欧州では52%減でした。欧州の方が新型コロナの影響が大きいですから大変です。日本は4月から外出自粛なので、どうなるでしょうか。米国はちょっと見つかりませんでした。自動車会社はローンで稼いでいる面があるので、製造とダブルでやばそうで、そうすると色々とすそ野が広くて大変で、そして日本はそこに支えられているという・・・。

この辺の指摘はまだあまり聞かないのですが、最も怖いところかもしれませんね。と思ってたら2015年の記事がありました。この辺りは想定外すぎるので、どうなるか注目しまくっておいても良いところですね。

toyokeizai.net

www.jada.or.jp

www.nikkei.com

国によるセーフティネットが持つかというのは、どうなるかわからないところです。今のメインシナリオの早期解決でなければ、その辺りが問題になってくると思います。MMTのように財務規律なくお金を刷りまくって人々の生活を支えるということしか、解決策はないような気がします。その時はお金って意味あるのかみたいな話となると思います。もはや意味がなくなっていて、それを重視することはおかしいということにみんなが気付くかもしれません。現在の経済を動かさないと派は、考えれば考えるほど既存の枠組みを残したい人たちに思います。これまでの延長線上で世界を動かすと、結局負債を大きく抱え脆い、格差がより大きな世界になってしまうでしょう。新たな枠組みは何かあるでしょう。それはベーシックインカムでもないでしょう。