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いつからはじめても遅くない

DXの思ったところ

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10月は2つ発表しました。両方ともDX文脈な発表でしたので、DXに関してはかなり調べたと思います。あと、BizPyさんのDX勉強会で色々な人のDX話を聞いたことにより、頭の中に入っていたDXの情報がすっきりしました。「DXとはみんなの心の中にある」って状態を抜け出せたのは非常に良いことだったと思います。そんなDX月間のまとめをしておこうと思います。

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DXに関して

DXに関しては定義がたくさんあり混乱していた。そういう場合は、初期の定義を調べると良いというのはpyconhiroのトークでも話しましたが、これは案外良いノウハウです。私がピックアップした記事は日経クロステックの記事(2013年)でした。 これを読んで「DXとは効率化するためのデジタル技術の活用から、業務拡大のためのデジタル技術の活用」なのかと思いました。

しかし、私の取材によると中小企業は効率化のデジタル化が進んでないって話を聞きました。ということで作ってみたのが、「中小企業のDXはオープンデータとPythonで」というトークでした。このトークは勢いで作り勢いで話したので、まぁ自分的には面白いのではないかと思いましたが、特段反応はなくという感じでした。

xtech.nikkei.com

DX勉強会では上記のDXとは何かということに加えて、実際の企業のDXに関して調査した結果を合わせて発表しました。発表しましたといっても途中で回線を切ってしまったので、内容すべてを知っているのは私だけですが・・・。企業のDXに関してはコマツとワークマンをとりあげました。ワークマンはデータ業界でも注目されています。後ほど、本を読んだ感想を書きます。

その前にちょっとトークの内容をまとめておきます。

中小企業のDXはオープンデータとPython

www.slideshare.net

細かい話ですが、今となっては「~Pythonから」にしたらよかったなと反省しています。上記の通りDXってのはデータのデジタル化が終わった会社がそれらを活用して、業務を拡大していくお話なわけですが、中小企業はデータがデジタル化されていない。つまりデータをデジタル化し、作るところから始めないといけない。データ貯まるところまでまずは待つというのがDXだとすると、DXの効果は感じることができずまだアナログな世界に逆戻り。そんなことをを避けるために、それが溜まるまでは、政府などが公表しているオープンデータを自社のビジネスに活用しようというのが、今回の発表の主旨でした。

オープンデータそれぞれについて触れると種類がたくさんあり過ぎて、「DXとはみんなの心の中にある」という感じになりますが、まぁ主旨を理解していただくと自社に必要なデータを探してそれを分析して何か作るってのが分かっていただけたかなぁと思っています。

実例では個人消費のデータを取得・加工・ちょっとした分析+可視化みたいな感じで動かしました。これらをサクサクできるのがPythonの強みで、Python良いぞって話でした。しかし、これはPythonの会での話だったのでそうなっていますが、ツールはなに使っても良いので、こういうことでデータの活用を始められるよってことだと思っていただければこれ幸いかなと思います。

実際のコードはこちらってのがすぐにできるのもPythonの強みです。

colab.research.google.com

まぁ今回の事例は消費動向の変化を見るってだけでしたが、これが実際何に使えるのか?って思う方もおられる方も知れません。ここでは一つのアイデアを示しておきましょう。消費というのは物を作ったりした最終的な動向が確認できるため、いろいろな事業の指針となります。企業というのは一つの事業だけでやっているところって、中々少なく、どっちかというと事業もポートフォリオ的に組み合わせ、収益が少しでも安定させようとします。そのような事業の分散を考える際に、消費指標を使って相関を出し、事業ポートフォリオを作成するというのは、この指標の一つの使い道かと思います。

また単一な利用でなく、複数のデータを組み合わせ、事業を考えるデータを自作すると、これだけでかなり使えるデータが作れると思います。それプラス、蓄積されたデータを活用すると5年後にはかなりの威力を発揮しそうです。

Hello DX

Hello DXの方は、発表が最初だったこともあり、DXに関してきれいにまとめた感じの資料です。といってもコマツの話の最初の方で回線落ちしてしまったのですが・・・

www.slideshare.net

実はこのトークでは、最後にレディオヘッドの話をしてまとめたのですが、せっかくのその話は私一人しか聞けていませんでした。ということで、そこをまとめて今回は書いておきます。参考記事は次の記事です。

nme-jp.com

1990年台、私がまだ10代だったころ、CDというものがありました。それには音楽が格納されていたのですが、ロックバンドのCDが売れまくったのが1990年台でした。そのバンドの中の一つにレディオヘッドが入っていたのですが、その当時を振り返るとなんか小粒な印象だったようにも思います。ロックバンドが売れると、大体パーティーしてドラッグしてという感じなのですが、レディオヘッドは↑の記事によるとスタジオを作成し、いろんな機械を買ったということです。その後レディオヘッドは革新的な音楽を生みだし続けている一方、同時期に活躍していた人たちは音楽シーンにはいないという感じになっています。

音楽の流通でも実験的にオンラインで、買う人が値段を決めて買ってよいということをやりました。どうもお金を払う人が少なく、失敗だったみたいでその後同じ方法はとられていません。

パーティーせずにスタジオを作って籠ったというのは(まぁパーティーもしたでしょうが)、音楽という本業に取り組みそれにお金を使ったということです。そうしてその後も技術革新を取り込み、いまだにフェス等ではヘッドライナーをつとめている。これはシンプルにいうと、本業に集中し設備投資を行い、どんどん変化していったといえるでしょう。そして変化には実験が必要で、それが成功すれば変化、失敗すればすぐにやめるということをしています。企業に必要とされるのも同じことでしょう。

でも、その方向が間違っているとだめです。そこは、しっかりと時代の流れをつかまないといけません。あいみょんは昔の歌謡曲みたいやなみたいなことを言っていてはだめです。その微妙な違いをつかんで、その方向性に合わせないと、間違った変化になります。むかし、やぶれたジーンズが流行っていた時に、僕が普通に掃きつぶして破れたジーンズをはいていたら、おしゃれ女子な友達に「尾崎」ってよばれたみたいなもんです。

というわけで、DX以前に企業がやらないといけないことは次のようなことでしょう。

  • 重要領域への集中
  • 継続的な変化
  • チャレンジして、失敗したらすぐやめる
  • 微妙な違いに気づく

そして、今回のDXはアナログからデジタルへの大き目の変化が必要+それとは違う業務拡大のデジタル活用ということが求められているということです。いつもいつも同じことが違う名前でなんて言ってる人は放っておき、微妙に違いに目をやるのが、時代の勝者となるために必要なことなのかもしれません。

あと、DX勉強会で知ったのが中小企業ができていないと言っていた、アナログからデジタルへの移行が多くの企業ができてなくてということでした。

ワークマン本

巷で話題のワークマン本を読みました。ワークマンの変革には2本の柱があり「しない経営」と「エクセル経営」です。嫌だったり無駄に思うようなことはせず、社員全員にエクセルを使ったデータ分析を何年もかけて身につけさせ、在庫などのデータをみんなが取得できるようにし、データ分析力を生かし飛躍したというのが本の概要です。

本には良い話だなぁと思う点が多く、DXしたい族には必読の書だと思います。ちょっと心配に思ったのは次の2点です。

  • 在庫などをデータとして蓄積し、みんなが取れるようにした
  • 社内でやれるぞってのがこの本から受ける印象ですが、土屋さん自体が一族の会社ながら外部から入ってきたITのプロフェッショナルだということ

この2点は本に明確に書いてありますが、「しない経営」と「エクセル経営」の印象が強すぎて、なんかこの2つを武器に、ITを分かっていない偉い人が重要なところを見逃して「しない経営」と「エクセル経営」を行い、「分析するデータないで」ってなったりすることもあるかなぁと思ったりしましたが、まぁそんな人の心配をしていないで、この本を読んで感心した自分に生かしていきたいと思った次第です。

まとめ

という感じで、DXをがっつり調べた9月、10月という感じでした。この調査を生かしDXに取り組むべく、ドローンとかスマートウォッチとかいろいろ買いましたよ。そんな話はまた次回に。