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コミュニティ作り

年始に「ペーパーマネー」というエントリを書いたと思ったら、もう2月ですか。時間がたつのは早いですね。

1月の世界を見ていると、「ペーパーマネー」を感じるイベントがたくさんありました。なかでも注目されたのはゲームストップですね。うーん凄い。

ゲームストップ株の上昇

元々Redditとロビンフットの株好きたちの行動は注目されてきましたが、ゲームストップで起こったことは世の中に衝撃を与えました。なんかわかりやすい記事がないかと日経新聞を探しましたが、記事が多すぎて選別ができません。野村総研の木内さんレポートから引用します。

www.nri.com

コロナ禍でも堅調を続けてきた米国株式市場の一部に、歪みが目立つようになってきた。米ゲーム販売店ゲームストップの株価は、年初から実に1,500%以上と急騰した。この企業は赤字であり、企業価値が一気に高まるイベントがあった訳ではない。

同社の株価を押し上げたのは、証券アプリ・ロビンフッドの利用者「ロビンフッター」に代表される、素人の個人投資家達だ。彼らの投資判断に大きな影響を与えているのが、SNSのレディット(Reddit)、その中の人気フォーラム(掲示板)「ウォールストリートベッツ(WallStreetBets)」である。

この株は赤字なのでヘッジファンドが売りに回ったそうですが、そのヘッジファンドは1月51%の損失を出したみたいですね。

jp.wsj.com

それよりも驚きだったのが、マイケル・バーリがこの株を以前から持っていたということですね。今回のイベントはその影響から起こったのか、関係なく銘柄が選ばれたのか分かりませんが、少し興味深いです。次の記事によると、バーリは2019年からこの株を持っていたので、今回のコロナ禍を意識したポジション取りではないようですね。

www.bloomberg.co.jp

ちなみにマイケル・バーリは何者???って方に少しだけ紹介しておくと、彼は2008年の金融危機に、その引き金となったサブプライムローンが入ったモーゲージをショートして大もうけした人です。ちなみにその話は書籍化・映画化されているので是非ご覧ください。ヘッジファンドってのはこんなに調査してんだなとか、バブルにいる人は現実が見えないのだなとか分かっていろいろ興味深い本・映画です。映画はamazonプライムに入ってるので、今は無料で見れます。

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DogeCoinの上昇

ゲームストップの上昇が続き、とうとうロビンフットが取引を停止しました。ヘッジファンドを助けるためだろとか言われましたが、同社の資金が足りなくなった影響だったとのことです。受け渡しは2日後だけど、とりあえずお金はとっておくということが行われる影響のようですね。

www.nikkei.com

その処置が発表されたあと、仮想通貨市場でDogeCoinが爆謄しました。1日で7,8倍くらいになりました。みんな絶対GMEのお金流れてきてるに違いないと話題になりました。ドージはビットコインのフォークコインでなんか人気あるみたいな感じだったような。大分前に、ヴィタリック君が「僕の身代金はXXDOGEだ」みたいなことを言っていたような覚えがあったけど、いくらだったか忘れてしまったな(ツィートされたように思うが、記憶は頼りにならない)。

Image from Gyazo

coinmarketcap.com

これらの動きの要因

これらの上昇の要因となったのが先ほども話題にちょっと出たRedditでした。これをSNSに分類するのかどうかは意見が分かれるかもですね。でも新聞なんかにはSNSと書かれています。Redditって2チャンネルみたいなイメージですけどね。

その中で話題になった銘柄なんかがドカンと買われるという感じみたいです。SNSってのは一種のコミュニティみたいな感じになってます。その買う理由は共闘とか、ファンド標的とかそんなことみたいです。

米国の株式市場が揺れている。主役は個人投資家だ。「敵」とみなしたファンドを倒そうという動きがSNS(交流サイト)を通じて急速に増幅し、一部の銘柄が乱高下する。SNSを起点に大きなうねりが生まれる底流には米国社会の分断がある。規制当局や議会も巻き込み、市場のあり方が問われている。

www.nikkei.com

このコミュニティの危うさは、全員が勝者になれないということでしょう。市場で値段が付くものというのは、その値段で売りたい人とかいたい人がいて成り立っています。ということは、コミュニティの人がつぎ込めるお金があるうちは値段なんて関係ねぇ!!みたいな感じで価格は上がっていきますが、その資金が尽きてしまうと実は解体値段はここですよねぇ見たいな感じで、その値段まで下落。コミュニティ内でも売り抜けられた勝ち組と天井で買って損をしている負け組に分かれるわけです。

Image from Gyazo

これがどんどん繰り返されると、超絶お金持ちになる人が出てくる一方で、お金を失う人も出てくるわけです。やりがい搾取の超短期的な事例かも知れません。

社会では

やりがい搾取という言葉が出てきましたが、これは社会でも話題になっている言葉です。仕事にやりがいを与え、その代わり賃金は安く、その上前は経営者がとるみたいな意味合いでしょうか?最近ではそういうのがいろいろ表面化してきていて、ディズニーなんかはその典型なのかなぁと思います。

news.yahoo.co.jp

それまでぎりぎりの給料で、でも夢だから見たいな感じで維持されてきたシステムが、アクシデントで成り立たなくなる。ゴミ一つ落ちていないとか、なんか色々称賛されていたシステムは、多くの犠牲により成り立っていたというのは、近くの国以外にもこんな身近にあったわけです。

一種の独裁な社会になるとこのようなことが普通となってしまうわけです。組織を抜けるとどうしてあんなことをやっていたのだろうかみたいになるわけです。独裁な社会というのはつまり、利益が独占されてしまい、その逆転が難しくなるのかもしれません。そのようなことを避けるためには、所属するコミュニティの多様性も重要なのかもしれませんが、生まれた国自体がそうであればそれすら難しいですね。

blockchain

組織の最先端な事例としてブロックチェーンに目をやると、成功しているのはビットコインイーサリアムとなります。

この二つとも技術的にそれを凌駕するものが出てきたとなって、ちょっと揺らぐ場面もあったけど、今はこの2つの強さが感じられます。

イーサリアムをちょっと振り返ると、世界のコンピュータ的な立場で出てきた後(2013年)、もっとスペックが凄いとEOSが出てきました(2017年)。EOSは1年かけてICOを行って40億ドルくらい資金を集めていました。一方でイーサリアムICOは1800万ドルでした(次のビットフライヤーの記事参照)。で、もうイーサリアムダメやんとか思ってたけど、結局現在生き残っているのはイーサリアムで、EOSは「最近乙辞めるわ」宣言が下されました。

イーサリアムに関しては、2019年に大阪でDEVCONが行われたので行きましたが、そのコミュニティの盛り上がりというのを感じました。アルゼンチンから来たとか世界中から集まっててコミュニティ力とかを体感できました。結局なんというか、お金ももちろんあるでしょうが、今後の組織の成長に関しては何か別のものがあるんだなぁと痛感させられるところです。今年はイーサリアムのコミュニティとか色々調べてみたいところです。

bitflyer.com

www.coindesk.com

kaggle

最近、機械学習力をつけたいと思ってkaggleをはじめてみました。kaggleの凄さはコミュニティの凄さなのかなぁと思います。

例えば、私みたいなあんまりわかっていない人が入っていっても、ノートとか議論を読むとある程度できるようになります。頑張りたかったらこのコンペのノートとかを読むと良いよーみたいなことが書かれており、それを読んで試すと、力がついているみたいな感じになっている感じでした。そして、いろいろなヒントを試していくと点数が上がったり下がったりして、ムー次はこれを試すかとかみたいになってどんどん楽しくなっていく。

あと、メダル欲しい!!!ってなって頑張りたくなります。今はなんかプライオリティがありますが、始まったことはそんなこともなかったのでしょうが、頑張りたいと思うのにはこのメダル制度ってのもあるかと思います。

www.kaggle.com

まとめ

ということでペーパーマネーな話からコミュニティ作りに関して書いてみました。2週間くらいかけてちびちび書いたのでまとまりなく、最後の方は書きたかったことを少しだけ書くみたいになりました。

コミュニティに関して取り上げてみたのは、それを運営しているからってのもありますが、社会の成り立ちみたいなのの今後を考えてみたいということもありました。怪しい組織から、会社、国家など様々なコミュニティがどうなっていくのかみたいなのと、それに今の技術がどう使われていくのかなってのは、今後考えてみたいところであります。

はんなりPythonでは今、「ソーシャル物理学」という本を読んでいるのですが、その本が意図せずコミュニティでどのようにアイデアが流れるかとか人間は集まるのに向いているのかみたいなことが書かれていて、ちょうどコミュニティの在り方なんかに関して考えるのに良い本となっています。

kaggleの議論とか良いなぁと思って、はんなりPythonでもそんなことができることを目指し、ちょうど先週Discordチャンネルを作ってみました。今年はどうすれば興味深いコミュニティが作れるかみたいなところを調べていきたいところであります。