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いつからはじめても遅くない

あつまれどうぶつの森をやって思ったこと

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ずっと眠っていた我が家のスィッチですが、コロナ禍で一時子供が外に出られなくなり(2020年3月末ごろ)、子供の遊びにぶつける情熱を発散されるためとうとう働き始めることとなりました。そのはじめの一歩のソフトとして選んだものが「あつまれどうぶつの森」でした。シンプルで家族全員が楽しめそうというのが購入の理由でしたが、予想以上に子供も大人も引き付けられました。最近はオンラインでソフトがダウンロードできるので便利ですね。

あつまれ どうぶつの森|オンラインコード版

あつまれ どうぶつの森|オンラインコード版

  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: Software Download

あつまれどうぶつの森をやってみて

あつまれどうぶつの森は、花や昆虫や海の生物を取ってお金に換金し、自分の街を成長させることを目標とするゲームです。明確なゴールはあまりないですが、一応エンディングはあります。

ゲームでやるのは、ひたすら自分のキャラクターを使って町を駆け巡り、虫や魚を取ってお金を作り、自分の家や町を拡張です。私は年寄りなので「こんなに虫を捕るのは簡単じゃないぞ!」とか、「1人しか住まないのにどんどん広い家を作るとか、なんて資本主義だ」などなど、文句をぶつぶつ言っていました。

そんな悪態をつきながらも実際はゲームを楽しみ、どんどん進め、無事クリアした後も季節のイベントをこなしていました。そうして楽しんでいる間にゲームに対する感想も変わりました。どう変わったかというと「実世界でもお金を稼いだりするのはこれくらい簡単で良いのではないか?」ということでした。

子どもなんかがゲームをプレイしているのを見ていると、最初はお金を集めることを意識しているものの、途中からそんなことは忘れ自分の関心のあることに注力しています。それはもう十分お金があるからなのか、なんなのか?分かりませんが、とりあえずそんな人生は楽しそうな気がしました。

普通の人にとっては実世界のお金を稼ぐのは大変

一部の稼げる人を除いて実世界のお金を稼ぐことはものすごく大変です。就活しても年齢や性別ではじかれたり、「バブルはじけた処理が大変だから人手はいりまへん」といわれたり、「40過ぎたからもういりまへん」といわれたり踏んだり蹴ったりです。そんな大変な環境下で仕事を見つけてもお給金は低く、これでは暮らしていけませんというレベルだったりするようです。しかし世の中ではそんなことを言おうものなら、「もう一つ仕事したらええやんやで」といわれる始末。作業の自動化で人間は楽して過ごせるはずなのに、どうしてこうなった???という感じです。

ちなみに次の記事によると日本の世帯当たりの貯金額(2人以上世帯)の中央値は1000万円くらいとのことです。結構あるなぁ・・・

http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201901_06.pdf

ちなみに次の記事によると、貯蓄ゼロ世帯というやつの集計もあって各年代で30%強がそれにあたるようです。この記事では、使わず貯金しましょうということが言われています。一方で、お金をみんなが貯めるとお金の流れが悪くなって、景気は悪くなってしまいます。みんなある程度使いましょう!

www.aeonbank.co.jp

ちなみに家計の金融資産保有額の推移を観察すると↓のような感じになっています。ちなみにデータは家計調査からはとり難かったのですが、知るぽるとというサイトに色々なお金系データが入ったエクセルファイルがあったので、それを使いました。

貯蓄額の中央値を見ると2000年から伸びやなんでいることが分かります。この辺りは普通の人が稼ぐのが難しくなったことを表現しているのかもしれません。

Image from Gyazo

一方で、豊かになる人は豊かになり続けています。フォーブスのビリオネア2020(世界版)を見ると、1位のジェフ・ベゾズは1130億ドル、100位のケン・グリフィンは121億ドルは資産があるようです。

地域のところを触って日本のみのランクにすると、トップのユニクロの柳井さんが197億ドル(これは日銀様のおかげか?)、日本3位の孫さんが166億ドルとなっています。

www.forbes.com

昔はどうなってたのかなぁとググってみると、フォーブスのお金持ちリストは1987年から始まったとあり、そこではなんと・・・日本人がトップ2だったみたいです。1987年といえばバブルの絶頂ですかね。下の記事によると今のように金額は詳細な感じではなく雑い感じで、100憶ドル以上、50億ドル以上、20億ドル以上みたいな感じになっています。この記事を見るとアメリカのことが載っていないので、なんとも言えませんが、日本人がこのころお金持ちだったのは間違いないようですが、不動産王ばかりなので、日本の資金アロケーションの下手さと、お金の流れなさはこのころからのお家芸といえるかもしれません。

www.forbes.com

ちなみに、フォーブスのお金持ちリストは1982年からの企画のようで、最初のビリオネアは13人だったと書かれています。

en.wikipedia.org

40年後の今は。。これを見ると能力を持つ人にとってはお金を稼ぐのは簡単なようですが、普通の人にとっては容易ではないといえます。

お金を簡単に稼げ、簡単に使える社会

さて、普通の人が実世界でお金を稼ぐのは難しい一方で、稼ぐ才能を持つ人にとっては簡単でお金が集まってくることが分かりました。さてこの状況をどうするのが良いでしょうか?

上にいる人たちの難易度も上げるという方法もあるかもしれません。確かに税制などの変更は必要だと思います。昨日もイエレンさんが法人税の国際的な最低税率を決めないといけないといったことが報道されていましたが、法人・個人とも国際的なタックスアーブが効く現在の税制は変更する必要があるでしょう。

www.nikkei.com

あと、IT業界における独占は取り締まる必要があります。データが公平に使えるようにするとかその辺りは工夫が必要です。

民主主義や資本主義のデザインを現代に合わせるルール作りは必須です。

しかし、人が稼ぐことの難易度を上げるというのは、全員の首を絞めることになるので止めた方が良いでしょう。貯蓄のところで触れましたが、お金をみんなが使わない社会というのは豊かになりません。お金はある程度使うという社会の方が、経済は回ります。

ここであつまれどうぶつの森に話が戻るのですが、あれくらい簡単に稼げたらみんなお金を使うとおもいます。+おかねへの執着も失われます。お金とは何なのか?という問いは難しくて答えられないのですが、ないと困るものです。なので、十分にみんなにいきわたって、その分消費などに回ると経済にとって良いし、「もう十分お金あるわ」みたいなことになると、究極的にはみんな嫌な仕事はやめて、自分の興味のあることをやり、結果的には社会の発展につながりそうです。

無形資産の評価

その方法は?というとまだよくわからないというのが現実です。世間ではベーシックインカムとかが話題ですが、なんというかそれでは支配層と服従層という現代の形が変わらないので、あまりよくない立て付けかなと思っています。多分、そういう形だとより格差が拡大しそうです。

そこで個々人の無形資産の評価というのは1つのアイデアかなと思います。人々が時間を費やすということだけで、それは資産といえるのはかもしれません。それに対して報酬が出るみたいなアイデアでよいのではないかと思っています。例えば、以前書いたような「登校通路の横断歩道を監視していただいているご老人の行為」を評価するというのも一つでしょう。その中に世の中をよくするナッジを組み込むのも一つかもしれませんが、無駄と思われることも評価すべきだと思われます。

まだ読んでいないですが、「無形資産が経済を支配する」という本もあるようで、ゴールデンウィーク辺りに読もうかなとおもっています。