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いつからはじめても遅くない

「テクノロジーをもたない会社の攻めのDX」を読んだ

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今週のお題「下書き供養」

テクノロジーどころか何も持たない会社な弊社ですが、DXの研究は以前色々とやっていました。PyCon mini HiroshimaではオープンデータとDXを無理やり結合した発表を行いました。そのあと、ビジネスPythonでもいろいろと調べてDXに関して発表しました。このブログの記事を確認すると10月ごろ、DXを調査していたようです。

www.mazarimono.net

その後、案件が詰まりすぎ忙しかったので調査はできていませんでしたが、ところてんさんのツイッターはよく見ていました。ビジネスPythonの会で偶々、ところてんさんを知る+質問できる機会があり、色々と目からうろこでした。「ところてんさんの書籍はよ!!!」と思って日々を過ごしていましたが、今のところ出ていません。

最近時間ができたのと、弊社のDXも進め始めるとともに、DXに関してもっと深く考えるために書籍ないかなぁと思っていたら、アマゾンキンドルの月間半額セールにあったのが当該書籍でした。半額で購入し、読み始めると面白く一気に読み終わりました。

どんな感じの内容か?

DXはAIとかクラウドとかいろいろな文脈で言われるけど、「企業をデジタル 変革する」というのがこの書籍の肝となるところです。手段としてデジタル技術を使って経営を変えていくのではなく、デジタル技術を使っている前提での経営になっていくということです。

そして言われているのは日本がDXにおいて周回遅れであるということです。デジタル化が遅れているということは、ビジネスモデルも遅れており、もし他国の企業が入ってくると既存のDXできていない企業は淘汰されます。これまでは日本語という参入障壁に守られてきましたが、AIの自然言語処理力の向上を見ていると、DXが進まない限り今後10年で風景は一変してしまうでしょう。

なので、「とりあえず既存のビジネスにおけるデジタル化を進めないといけない」ということが言われ、次に非IT企業にこそDXの効果があることが述べられます。これまでデジタル技術が取り入れられていない事業分野ほど、その効果があることは明白です。ここで、非IT企業ながら古くからDXに取り組み成果を出してきたコマツトラスコ中山なんかの話が取り上げられます。

その後はリーンスタートや、失敗を許容するなどの企業文化の転換の話や、どのように企業に取り込んでいくかというような話題が取り上げられます。

まとめ

という感じで、DXを考える人にとっては色々と学べる点が多く、読みやすい良い本だと思います。実質的にdxというのは、企業文化やビジネスモデルの転換というのは、あまり理解されていないことかもしれないけど、「日本企業は時代遅れのビジネスモデルを大事にしすぎて時代から取り残されている」といえるのかもしれません。失敗を認めないというのは、工場のような場所での大量生産時代には最適なビジネスモデルでそれでリードできたかもしれませんが、ハードもソフトががっちりコントロールする時代には、ある程度のところでリリースしてまずそうなところはリリース後修正する。そのためにネット回線があるみたいな発想も必要なのかも知れません。

今、デジタル技術の導入に遅れている企業は、一先ず現状のビジネスにデジタル技術を導入する。これが守りのDXでしょう。こうすることによりデジタル技術に慣れることができます。そうするとデジタル技術に慣れるとともに、その効果から既存の作業が早くできることから時間ができる。その時間が利用してデジタル自体の新たなビジネスモデルを作り、走らせるというのが、攻めのDXの段階なのだなと理解しました。

一時的に駐在するコンサルさんを入れてIT化を進めるだけでは、結局デジタル技術を使っている企業ということだけで、DX化は進まず、長い目で見ると競争に負ける。社内にエンジニアを抱えて、組織をデジタル化していく重要性はこういう風に生まれてくると理解しました。興味深い。

短くまとめると、DXは次のような感じでしょうか。

  1. 既存事業のデジタル化
  2. 空き時間ができることからその時間でアイデアを具現化する
  3. 新たなアイデアとデジタルと組み合わせて、新たなビジネスモデルを創出する

弊社もまずはウェブページをAWSに載せました。

chomoku.com

今週は読みっぱなし本の紹介供養を行っていきます。この本は4月の月間半額セール本なので、半額のうちに買っておきましょう!