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キーエンスの謎に迫った本をよんだ

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TLDR

キーエンスはセンサーなどを扱う一方で営業利益率が40%を超える驚異的な日本企業。今回はキーエンスの経営方法を知るために「ビジネスケース「キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学」ー一橋ビジネスレビューe新書No.7」を読んだ。

ちなみに元値550円だが、現在50%のポイントバック。どんなロールの人も儲かる企業のビジネスモデルを知るのは必須。お買い得!

日本一のお金持ち

最近、ビジネスモデルの研究および、営業モデルの研究ばかりしております。

中でも営業って超大変・ブラックというイメージで、私は人生で避けていたのですが、色々研究した結果、顧客に寄り添うコンサル営業がいつの時代でも重要だなぁと気付き始めました。

商品の開発なんかも実はそこからスタートできるやんって感じですね。

そうこうしているときに、ある一つの記事を見つけました。キーエンスの創業者滝崎武光さんが日本一の資産家となられたという記事です。

www.bloomberg.co.jp

キーエンスというと、文系就活をちょっとだけした私の印象は「変わった形の建物・激務の営業・高い給与」でした。営業職が怖い私はもちろん受けに行けませんでした。

株屋に入った後も、キーエンスは快進撃を続けていましたが(株価は)、決算短信を読んでも数値しか書いないので中身を知ることはできませんでした。

しかし、あるとき投資しようとセンサーの研究をしていた時、センサーのパンフレットをダウンロードしたらメアドにいきなり営業が来たんですね。

「こっこれはなんだ!!!」となったんですが、今考えるとリードを捉えて早速悩みなんかをメールで聞いて、「それだったらこれです」みたいなことをやろうとしていたんでしょうね。

でも、投資の研究ですとも言えず、そのまま放置していました。

本の概要

さて、いつか忘れたけど大分前からリードをウェブからキャッチするようなことをやっているキーエンス、経営研究したい中小の経営者としてはいの一番にでも知りたい企業です。

しかし、あまりソースがないのですね。しかし、この一冊がたまたま50%還元に入っていたので、買ってみると、めちゃくちゃ興味深いもので、大満足でした。

本自体は雑誌の企画の一つなので長くなく、多分普通の雑誌の10ページくらいの内容なのではないかと推測されます。もう少し知りたい!!!という部分もありますが、どんなことが行われているか研究者の方が書かれているので、短くまとまっていてよいと思いました。

目次は次のようになっています。

  1. 概要と驚異的な業績
  2. 経営哲学ー付加価値の最大化による社会貢献
  3. 徹底的に考える組織文化
  4. 顧客を徹底的に知る
  5. 組織文化の制度化と強化
  6. 価値創造の実際
  7. おわりに

利益率は高い、でも給料も高い!!!というのは効率化が源泉としてあります。

それがどのように行われているかが、この一冊で理解できます。

読んだ感想としては「顧客を中心に考える」みたいなことはよく言われますが、私はピンと来ていなかった。しかし、これを読むとそれが理解できると思います。

この本にあった分かりやすい事例をあげると、多くの企業は機能を盛ったものを売るが、キーエンスでは機能を最小限にして価格を下げるようなことが行われたあと、商品が提供されます。それにより、顧客は無駄にお金を払わなくてよいし、企業としても原価が下がる。

最近よく言われているMVPですが、顧客のニーズをつかむことによりそれが出来るというのは「なるほどな」と思わされたところでした。

というわけで、超興味深い企業キーエンスを知りたい方はぜひ!