決算にエッジがとわかっているので、決算プレイを5月に仕込んで途中まで調子が良かったのですが、なんかボロボロになってきました。
その要因を探るべく、決算プレイに使われていそうな銘柄をピックアップしてみて調査をしてみました。
もくじ
決算内容が良かったと思われる銘柄群を株探に求め、それらを分析してみる。
株探の今日のイチオシ銘柄みたいなのはよく見られているらしい。なので、私が良いと思った銘柄群よりも、そちらの方が一般的に決算内容が良いであろうという想定の下、数値分析を行ってみました。
銘柄リストは4月23日から5月15日分の記事から全銘柄を収集し、リストにしました。この間95銘柄がピックアップされていました。株価データはSBI証券からダウンロードしました。
そして、一先ず引値データを集めてチャート化してみました。チャートの0日目は決算発表当日となっています。そして、決算発表翌日の引値を100としました。
これを見てもなんとも言えません。そこで、みんな大好きdescribe()でわかりやすくしてみましょう。以降では、決算発表終了後14日目の値を集計しています。
これを見ると中央値が+1.7%、平均が2.36%とプラスになっていることがわかります。
次にヒストグラムを見てみます。
95銘柄中、プラスの成績となっているのは57銘柄です。とびぬけた結果を出しているのは3銘柄。14日で30%以上の上昇を見せているというのは美味しいですが、100銘柄近くあって、3銘柄というのはかなり当てるのは難しいということも言えます。
今後の分析の方針
もう少しこれらを深堀するために、まずはベタに対インデックスの値を取って、全体の影響を除いた場合のパフォーマンスを見てみたいと思います。
その次に、時価総額をデータに付け加え、その要因も見てみます。つまり高時価総額とそれ以外で何か違いがあるかというところを見ていきたいです。
あと、イチオシ銘柄とサプライズ・業績修正みたいな区分けがなされていますが、イチオシ銘柄だけだと分布が変わるのかとかは結構簡単にできそうだしやってみたいです。
欲をいえば、決算が良かった以外の株式のパフォーマンスの分布を調べたりしたいのだけれど(一部市場全銘柄との比較とか)、それをやるには価格データの取り込みを自動化したりと色々課題があるなぁ。というか、個人でこういうのを株でやるのはなかなか大変だなぁと思わされましたが、やるとアイデアも徐々に出てくるので面白いし、続けるべきですね。
(もっと証券会社で働いているときにこういう分析もやっておけばよかったなぁというのはあとの祭り。しかし、データ欲しいわ。)